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ファンケル、ケール青汁の骨代謝へ与える影響について発表

ケール

ケールについて様々な研究を行っているファンケルは、骨量の減りやすい閉経後の女性がケールの青汁を1年間継続して飲み続けた場合の骨代謝に与える影響について検証した結果、骨粗しょう症予防になる可能性があることを確認し、2011年9月に第33回米国骨代謝学会(ASBMR2011)で発表しました。

厚生労働省の調査によると、野菜摂取量と同様、日本人のカルシウム摂取量は推奨量を下回っています。野菜不足だけでなくカルシウムも不足しているんですね。
ビタミン類やミネラル、食物繊維が豊富で栄養バランスの良いケールは、野菜の王様なんて言われたりもしますが、骨を丈夫にするカルシウムやビタミンKも豊富に含まれており、ともに骨粗しょう症の改善に役立てられている栄養素です。
また、ケールに含まれる溶解性の高いカルシウムは、吸収阻害因子の影響を受けにくいため、牛乳と同等以上の吸収率があります。

そこで、骨量の減りやすい閉経後の女性14名(平均年齢59.4歳)を対象に、ケール青汁を1日2、3回、毎日を飲んでもらって、血清カルシウムと骨代謝マーカー(血清NTX、尿中NTX、血清OC、血清BAP)を測定しました。
その結果、3ヶ月後には骨代謝マーカーの血清NTXが低下(改善)し、6ヵ月後、12ヵ月後も優位な低下を維持しました。尿中NTX、血清OC、血清BAPも摂取から3ヶ月後から低下傾向が観察されています。
これらの結果から、ケール青汁はカルシウム補給源として有用である可能性が示唆され、長期的に飲み続けることにより骨粗しょう症の予防になる有効性が期待されます。

といった内容なんですが、骨代謝マーカーとか血清NTXとか言われてもなんだかよくわかりませんね。
骨代謝マーカーというのは、骨形成や骨吸収を反映する血液や尿に出ている物質のことで、将来の骨密度減少や骨折リスクの評価、治療や効果を把握する際に使われます。
骨代謝マーカーには骨形成マーカーと骨吸収マーカーがあって、骨形成マーカーには血清NTX(I型コラーゲン架橋N-テロペプチド)、尿中NTXなどがあり、骨吸収マーカーには血清OC(オステオカルシン)、血清BAP(骨型アルカリフォスファターゼ)などがあります。

これらを検査することで骨の代謝状況がわかるんだとか。
骨粗しょう症の患者さんは骨代謝マーカーが高い値を示すそうです。
骨代謝マーカーの血清NTXは骨吸収の指標になるもので、これらの値が低くなるというのは、骨の代謝において骨量の減少が抑えられる可能性を示すことらしい。

この検証ではケール青汁を1日に2、3回飲むことでカルシウムが226.1~419.0mg、ビタミンKが241.3~396.2μgを摂取したとあります。でも私が飲んだことのあるファンケルのケールを使った青汁(1袋にカルシムが46~75mg、ビタミンEが0.13~0.53μg)は2、3回飲んでも全然この数値に全然届きませんけどね。。。うーむ一体この人達はどんなケール青汁を飲んだのでしょうかね。商品化されていない特別なものを飲んだのかしら。
まぁそれはともかくケールは野菜不足解消だけでなく、骨にも良い栄養素かつ吸収率が高いカルシムやビタミンEを効率的に摂れるということですね。