即席麺の麺許皆伝が青汁を練り込んでリニューアル

麺許皆伝のパッケージ

ヤクルトは2012年10月より、袋入りの即席麺「麺許皆伝」を粉末青汁を練り込んだ即席麺にリニューアル発売しました。価格は75円。ラインナップはみそ、しお、しょうゆ、ソース焼そばの4種類(リニューアル前と同じ)。麺許皆伝の歴史は古く、1965年に発売し1999年に現在の名前に統一。多くの人たちに親しまれてきました。

リニューアルでは現在の健康ニーズを考えて、健康感のある青汁粉末を麺に練り込むというあらまビックリな変更。これはなかなかインパクトありますね。めん重量に対し0.6%使用し、コシは強いらしい。ヤクルトの青汁といえば、飲料のヤクルトのように若干甘めで飲みやすいという印象が自分にはあります。そんなヤクルトの子会社ヤクルトヘルスフーズが製造する青汁粉末(国産の大麦若葉が主原料)を使用することにより、カルシウムやビタミンB1、ビタミンB2などの栄養成分を強化。また、ガラクトオリゴ糖により青汁どくどくの風味をやわらげているとのこと。麺幅もスープにより若干変更されているようです。

【原材料】
めん(小麦粉、豚脂、パーム油、食塩、大麦若葉エキス末、ガラクトオリゴ糖液糖、炭酸カルシウム、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE))
粉末ソース(砂糖、粉末ソース、食塩、野菜エキス、ポークエキス、粉末しょうゆ、香辛料、ガラクトマンナン(食物繊維)、あおさ注2)、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、酸味料、香料、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物)

ヤクルトの商品ということで、やっぱりガラクトオリゴ糖が入っています。ヤクルトの青汁なんかにもこのオリゴ糖が入っているんですよね。

まだ見たことも食べたこともないんですが、どんな麺なんでしょうね。やっぱり緑色の麺なのかな。緑色の蕎麦ってありますよね、あんな感じなのかしら。と思ったらパッケージに緑色の麺が載っているじゃないですか。青汁っぽいみそ味とかちょっと想像つきません。

しかもちょっと調べると、元々はクロレラ(海藻類)が練りこんであって緑色の麺だったらしく、2011年にクロレラを塗りこまなくなり緑色では無くなったようです。塗りこむ材料は違えど、リニューアルによりまた緑色の麺に戻ったということなんですね。お店で見かけたら是非、買って見たいなこれは。

と思ったらこれスーパーの店頭では買えないんですね。なんだ残念。
そういえばスーパーでこんな名前のラーメン見掛けたことないな。手に入れるにはヤクルトのお姉さんから買うしかないようです。こりゃ参った。

ヤクルトヘルスフーズが「ミルクとまぜておいしい青汁」を発売

ミルクとまぜておいしい青汁のパッケージ

ヤクルトヘルスフーズは2012年9月24(月)日より、牛乳と混ぜて飲む「ミルクとまぜておいしい青汁」を新発売。ヤクルトの「元気な畑から」シリーズの新ラインナップです。5g×14袋で価格は598円。牛乳と混ぜて飲むことにより、青汁の栄養成分と日本人が不足しなちなカルシウムを摂ることができます。フルーツ風味とのこと。

主原料は国産の大麦若葉。大分県の国東半島とその周辺の契約農家により農薬、科学肥料を使わずに育てた大麦若葉を使用。

【原材料】
大麦若葉エキス末(デキストリン、大麦若葉エキス)、果糖、ミルクカルシウム、香料

【1袋(5g)当たりの栄養成分】
熱量:17kcal、たんぱく質:0.4g、脂質:0.1g、糖質:3.8g、食物繊維:0.1g、ナトリウム:15mg、β-カロテン:194μg、ビタミンK:27μg、鉄:0.3mg、カルシウム:114mg、カリウム:95mg、マグネシウム:7mg

青汁に牛乳を入れて飲むと美味しいですよね。ちょっと苦味がある場合に牛乳を混ぜるととっても飲みやすくなります。水に混ぜて飲んでいると飽きてくるのでたまに牛乳に混ぜて飲んだりしています。

で、この商品なんですけど、原料にミルクカルシウムが入っているようですが、水に混ぜて飲んだ場合もミルクっぽい味がするのかな?それとも普通に青汁の味なのかな? その辺りちょっとわかりませんね。

野菜不足を補うだけでなくカルシウムも手軽に摂れることがコンセプトのようですので、牛乳に混ぜて飲むことが前提なのでしょうね(水に混ぜてもよいとの記載はありますが)。カルシウムをは1袋で牛乳100ml相当分が配合されているとのこと。

野菜不足はよく言われますが、厚生労働省の調査によると野菜摂取量と同様、カルシウム摂取量も推奨量を下回っています。
ですので、野菜不足とカルシウム不足の両方を解消できる「ミルクとまぜておいしい青汁」は、育ち盛りの子供はもちろん、大人、お年寄りの骨粗しょう症予防にも良いかと思います。

伊藤園「毎日1杯の青汁」発売

伊藤園の毎日1杯の青汁

伊藤園は2012年9月17日より、200ml紙パックの青汁飲料「毎日1杯の青汁」を全国のコンビニや、量販店で発売開始しました。大麦若葉、緑茶、ケールに黒糖、豆乳などをブレンド、純水で仕上げてなめらかな味わいを実現したとこと。毎日1杯の青汁にはビタミンEや亜鉛を含んでおり手軽に栄養補給ができます。価格は100円。

【原材料】
豆乳、糖類(砂糖、黒糖蜜)、大麦若葉粉末、緑茶粉末、ケール粉末、寒天、増粘多糖類、コーラルカルシウム、グルコン酸亜鉛、乳化剤、ビタミンE

【1本(200ml)あたりの栄養成分】
カロリー:53kcal
たんぱく質:0.4~1.7g
脂質:0g
ナトリウム:0~11mg
糖質:10.7g
食物繊維:1.4g
カルシウム:110mg
鉄:0.2~1.0mg
カリウム:90mg
亜鉛:7mg
ビタミンE:24mg
葉酸:2~9μg
ビタミンK:49μg
食塩相当量:0~0.03g

原料の産地については、伊藤園の公式サイトによると大麦若葉、緑茶、ケールの産地は日本と記述されていました。

粉末の青汁はドラッグストアでもよく見掛けますが、200ml紙パックタイプの青汁飲料ってこれまであまり見掛けませんでしたね。自分が気が付かなかっただけかもしれませんが。

このタイプの野菜ジュースは結構売れているようでスーパーやコンビニにもたくさんあります。青汁の飲料も野菜ジュースの紙パックのお隣に陳列しておけば、健康志向のサラリーマンや女性がパッと手に取るかもしれませんね。すくなくとも普段野菜ジュースをコンビニで買ってお昼の休憩時間に飲んでいるような人なら1回くらい買ってみる気がします。

栄養素の亜鉛については、アルコール分解や育毛、精力アップなどの効果があると言われていて、精力剤のサプリにも使われています。なので疲れたサラリーマンやあっちの方が元気のない方にもオススメかもしれませんね。

「なめらかな味わい」ということですがどんな味なんでしょう。大麦若葉やケールだけでもにがいのに、さらに豆乳まで入っているんですよねこれ。黒糖が入っているので、それで苦味を消しているのかな。

近所のスーパーに売っていたので買ってみました。
パッケージ

“大麦若葉30枚以上使用”なんてパッケージに大きく書かれています。
30枚と言われても多いのか少ないのかイマイチわかりにくいですね。

色も気になるのでコップに注いでみました。
コップに注いでみた

飲んでみた感想は甘くてまろやか。黒糖の味がじんわり口に広がります。
今まで飲んだ青汁の中ではかなり甘い部類に入るかな。抹茶の黒糖あんみつとか、抹茶のスイーツを食べてるような感じですね。
苦味はまったくなく、とても飲みやすくてぐびぐび飲めました。
健康志向の強い方には甘いのが逆に物足りなく思っちゃうかも。
はじめて飲む方やお子様は喜びそうな味ではあります。

カゴメ「野菜一日これ一本 超濃縮青汁ミックス」 を発売

野菜一日これ一本超濃縮青汁ミックスのパッケージ

カゴメは2012年9月4日より、「野菜一日これ一本 超濃縮青汁ミックス」を全国で発売。1パック125mlで価格は103円(税込108円)。厚生労働省によると1日に必要とされる野菜の量は350gです。その350g分を125mlに濃縮した野菜ミックスジュース 野菜一日これ一本濃縮シリーズに新たなラインナップが追加されました。

使用している30種類の野菜
トマト、にんじん、はくさい、ケール、メキャベツ(プチヴェール)、赤ピーマン、ほうれん草、モロヘイヤ、ブロッコリー、レタス、セロリ、しょうが、紫キャベツ、赤じそ、よもぎ、チンゲンサイ、カリフラワー、クレソン、パセリ、かぼちゃ、アスパラガス、たまねぎ、ビート、だいこん、小松菜、紫いも、あしたば、なす、グリーンピース、ごぼう

野菜ジュースに使用される野菜類に、あしたば、ケールなど青汁に使用される野菜を混ぜた「野菜ジュース+青汁」飲料ということで、これは素晴らしい。普段から野菜ジュースもしくは青汁を飲んでいる人なら、きっと飲んでみたくなりますよね。私も飲んでみたい。

ただ、これまでに発売されている普通の「野菜一日これ一本 超濃縮」にもケールや明日葉は原材料として使用されているんですよ。なので厳密にはこれまでの商品も青汁ミックスと言えます。じゃあ何が違うのか?ということになるのですが、ケールなどの葉野菜の配合率が高くなっているようです。より青汁色を強めた商品ってことでしょうかね。
ちなみにカゴメのホームページを見ると、ケールの原産国はオランダ、ドイツ、ポーランド。明日葉はインドネシアとなっています。

1パック(125ml)あたりの栄養成分
エネルギー:52kcal
たんぱく質:1.8g
脂質:0g
糖質:10.4g
食物繊維:1.7g
ナトリウム:100mg
カルシウム:120mg
カリウム:720mg
鉄:1.0mg
マグネシウム:39mg
亜鉛:0.3mg
ビタミンE:1.5mg
ビタミンK:11μg
葉酸:14~120μg
β-カロテン:2700~9700μg
ショ糖:3.1g
リコピン:13mg

栄養面については、プチヴェール、ケール等の葉野菜の配合を高めたことにより、1本あたり120mgのカルシウムを摂取できるとのことで、これは同量の牛乳の84%分にあたる量とのこと。食塩や砂糖は一切使用していません。

私は野菜ジュースもよく飲みます。様々なメーカーの商品を試した結果、今はカゴメの「野菜1日これ1杯」に落ち着きました。フルーツジュースのような甘くて飲みやすい野菜ジュースが多い中、野菜1日これ1杯はトマトジュースで有名なカゴメらしく、トマトベースのドロッとした野菜ジュースで甘くもなくてとても気に入っています。その野菜1日これ1杯の125mlバージョンが野菜1日これ1本なんです。そういったこともあって、この新商品も個人的にはかなり期待しちゃいますね。

ちなみにメインターゲットは50代以上の男女とのことですが、これは普通に健康志向の強い働く女性や独身サラリーマンも手が出そうな気がします。コンビニにあったらお昼を買うついでに買っちゃいそうだわぁ。

ファンケル、ケール青汁の骨代謝へ与える影響について発表

ケール

ケールについて様々な研究を行っているファンケルは、骨量の減りやすい閉経後の女性がケールの青汁を1年間継続して飲み続けた場合の骨代謝に与える影響について検証した結果、骨粗しょう症予防になる可能性があることを確認し、2011年9月に第33回米国骨代謝学会(ASBMR2011)で発表しました。

厚生労働省の調査によると、野菜摂取量と同様、日本人のカルシウム摂取量は推奨量を下回っています。野菜不足だけでなくカルシウムも不足しているんですね。
ビタミン類やミネラル、食物繊維が豊富で栄養バランスの良いケールは、野菜の王様なんて言われたりもしますが、骨を丈夫にするカルシウムやビタミンKも豊富に含まれており、ともに骨粗しょう症の改善に役立てられている栄養素です。
また、ケールに含まれる溶解性の高いカルシウムは、吸収阻害因子の影響を受けにくいため、牛乳と同等以上の吸収率があります。

そこで、骨量の減りやすい閉経後の女性14名(平均年齢59.4歳)を対象に、ケール青汁を1日2、3回、毎日を飲んでもらって、血清カルシウムと骨代謝マーカー(血清NTX、尿中NTX、血清OC、血清BAP)を測定しました。
その結果、3ヶ月後には骨代謝マーカーの血清NTXが低下(改善)し、6ヵ月後、12ヵ月後も優位な低下を維持しました。尿中NTX、血清OC、血清BAPも摂取から3ヶ月後から低下傾向が観察されています。
これらの結果から、ケール青汁はカルシウム補給源として有用である可能性が示唆され、長期的に飲み続けることにより骨粗しょう症の予防になる有効性が期待されます。

といった内容なんですが、骨代謝マーカーとか血清NTXとか言われてもなんだかよくわかりませんね。
骨代謝マーカーというのは、骨形成や骨吸収を反映する血液や尿に出ている物質のことで、将来の骨密度減少や骨折リスクの評価、治療や効果を把握する際に使われます。
骨代謝マーカーには骨形成マーカーと骨吸収マーカーがあって、骨形成マーカーには血清NTX(I型コラーゲン架橋N-テロペプチド)、尿中NTXなどがあり、骨吸収マーカーには血清OC(オステオカルシン)、血清BAP(骨型アルカリフォスファターゼ)などがあります。

これらを検査することで骨の代謝状況がわかるんだとか。
骨粗しょう症の患者さんは骨代謝マーカーが高い値を示すそうです。
骨代謝マーカーの血清NTXは骨吸収の指標になるもので、これらの値が低くなるというのは、骨の代謝において骨量の減少が抑えられる可能性を示すことらしい。

この検証ではケール青汁を1日に2、3回飲むことでカルシウムが226.1~419.0mg、ビタミンKが241.3~396.2μgを摂取したとあります。でも私が飲んだことのあるファンケルのケールを使った青汁(1袋にカルシムが46~75mg、ビタミンEが0.13~0.53μg)は2、3回飲んでも全然この数値に全然届きませんけどね。。。うーむ一体この人達はどんなケール青汁を飲んだのでしょうかね。商品化されていない特別なものを飲んだのかしら。
まぁそれはともかくケールは野菜不足解消だけでなく、骨にも良い栄養素かつ吸収率が高いカルシムやビタミンEを効率的に摂れるということですね。